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2017/12/31 23:10
Windpower Monthly誌 2017年風車表彰の革新技術5件の紹介

(上の表はクリックすると拡大表示されます。)

国際風力業界紙Windpower Monthlyが毎年 年末に行っている
風車表彰 Turbine of the year の技術革新の受賞5件を紹介します。

※革新的技術(イノベーション):Turbines of the year: Innovations
 https://www.windpowermonthly.com/article/1453283/turbines-year-innovations

1位:15MW SCDnezzy2 ドイツAerodyn社の15MWの2連装浮体式洋上風車構想
Twin rotors bring 15MW offshore turbine closer 2017年5月30日 WPM
http://todayeco.com/energy/pages/95933298-twin-rotors-bring-15mw-offshore-turbine-closer
https://cached.imagescaler.hbpl.co.uk/resize/scaleWidth/460/cached.offlinehbpl.hbpl.co.uk/news/MPW/06_nezzy2_concept-20171220011441769.jpg

2位:3.5MW Enercon E138 EP3  Enerconのモジュラー設計の新風車
ENERCON announces new wind energy converters for for its 3 megawatt platform (EP3)
https://www.enercon.de/en/news/news-detail/cc_news/show/News/enercon-announces-new-wind-energy-converters-for-3-mw-segment/

3位:Vestas Cable Stayed Tower (CST)  Vestasの支線ケーブル支持式の高高度タワー
Vestas installs new tower concept with cable support 3月7日 WPM
https://www.windpowermonthly.com/article/1426444/vestas-installs-new-tower-concept-cable-support
https://cached.imagescaler.hbpl.co.uk/resize/scaleWidth/460/cached.offlinehbpl.hbpl.co.uk/news/OPW/Vestas_cabletower_webcrop-20170307103649400.jpg

4位:Lagerwey Crane  蘭Lagerwey社の自己昇降式クレーン(タワー脇を尺取虫式に昇る)
Lagerwey tests its Climbing Crane 8月30日 Lagerwey
https://www.lagerwey.com/blog/2017/08/30/lagerwey-test-climbing-crane-eemshaven/
https://www.lagerwey.com/blog/2017/02/20/eerste-fotos-bouw-lagerwey-climbing-crane/
https://www.lagerwey.com/blog/2016/06/15/lagerwey-designs-the-worlds-first-climbing-crane/

5位:Fistica BLUE piling technology 
オランダHuisman社のハンマー不要の洋上風車モノパイル基礎打設新工法。
杭の上に水入りの鋼製タンクを被せ、内部で天然ガスを爆発させて、落水時の力積で杭を打つ。
ハンマー打ちよりも、静音化(海棲哺乳類対策)と品質(杭の上面が痛まない)で利点あり。
https://www.huismanequipment.com/en/products/renewables/offshore_wind/fistuca_new_pile_driving_technology
https://fistuca.com/technology/
https://www.youtube.com/watch?v=ascYsnoyWS0


2017/12/31 23:00
Windpower Monthly誌 風車表彰で日立HTW5.2-136が10位入賞

(上の表はクリックすると拡大表示されます。)

国際風力業界紙Windpower Monthlyが毎年 年末に行っている風車表彰 Turbine of the year
の洋上部門で、日立製作所の HTW5.2-136 が10位入賞しました。
日本の技術は世界的にも評価されています。

【Windpower Monthly誌の年間風車表彰】

※総評:Turbines of the year: Cost competition drives new designs
 https://www.windpowermonthly.com/article/1453177/turbines-year-cost-competition-drives-new-designs

※洋上風車:Turbines of the year: Offshore turbines
 https://www.windpowermonthly.com/article/1453180/turbines-year-offshore-turbines
 http://offlinehbpl.hbpl.co.uk/NewsAttachments/MPW/table-offshore.gif

※陸上3MW以上:Turbines of the year: Onshore turbines 3MW-plus
 https://www.windpowermonthly.com/article/1453179/turbines-year-onshore-turbines-3mw-plus
 http://offlinehbpl.hbpl.co.uk/NewsAttachments/MPW/table-3mw-plus.gif

※陸上2.9MW以下:Turbines of the year: Onshore turbines up to 2.9MW
 https://www.windpowermonthly.com/article/1453178/turbines-year-onshore-turbines-29mw
 http://offlinehbpl.hbpl.co.uk/NewsAttachments/MPW/new-upto2.9MW-table.gif

※主軸系構成(ドライブトレイン):Products of the year: Drivetrains
 https://www.windpowermonthly.com/article/1453282/products-year-drivetrains
 http://offlinehbpl.hbpl.co.uk/NewsAttachments/MPW/table-drivetrains.gif

※ブレード:Products of the year: Rotor blades
 https://www.windpowermonthly.com/article/1453280/products-year-rotor-blades
 http://offlinehbpl.hbpl.co.uk/NewsAttachments/MPW/table-blades.gif

※革新的技術(イノベーション):Turbines of the year: Innovations
 https://www.windpowermonthly.com/article/1453283/turbines-year-innovations
 http://offlinehbpl.hbpl.co.uk/NewsAttachments/MPW/table-innovations.gif

2017/12/31 22:50
2017年の風力業界の主な動き(Windpower Monthly誌 Review of 2017)
国際風力業界紙Windpower Monthly がまとめた、2017年の1年間の世界の風力業界の動きです。
落札価格低下、工場閉鎖・レイオフ、メーカ買収、新技術・新機種の発表 等が多い。

【Windpower Monthly「2017年を振り返って」Review of 2017】
https://www.windpowermonthly.com/article/1453396/review-2017-part-one
https://www.windpowermonthly.com/article/1453445/review-2017-part-two

1月 Bloombergが2016年の洋上風力への年間投資が299億ドル(3.3兆円)に到達と発表
   三菱VestasがV164の9MWへのUp gradeを発表
   英国高裁がEnerconのStorm Control(カットアウトのランプ状化)特許に無効判決
    (Siemens勝訴)
2月 NordexがデンマークのブレードメーカSSP Technologyを買収
   サウジアラビアが400MWの風力入札の実施を発表
   FTIが2016年の風車メーカシェアを発表。1位Vestas、2位GE、3位Goldwind
   Siemensが西デンマークEngesvangのブレード工場閉鎖を発表。
    他工場でも150人のレイオフ実施
3月 Vestasが支線支持式の高高度タワーを発表、より安価に高ハブ高を実現
   SiemensがSWT-3.15-142プロト機をデンマークDrantumで運開
   Senvionがドイツの2工場(TrampeとHusum)で780人をレイオフ
4月 SiemensとGamesaが正式に合併
   ドイツの初回の洋上風力入札(3サイト)でDong EnergyとEnBWが落札
5月 Senvionの10MW+風車の開発発表が予定(AWEA大会)より遅延、
   6月ロンドンの洋上風力大会でも発表なし
   スペインが3GWの風力入札を実施
   Goldwindが豪州ビクトリア州のStockyard Hill風力発電所(530MW)を買収
6月 Vestasが従来の3MW級を低風速用4.2MWφ150mにUp grade、
    一方でV117は台風地域に適用
   三菱VestasがV164の9.5MWにUp grade、
    Moray East(950MW)とTriton Knoll(860MW)を受注
   SiemensとGamesa合併でAdwen(ArevaとGamesaの洋上風車JV)の扱いが課題化
   VestasがロシアのFortum社から1GWを受注、26案件で運開は2018-2022年の予定
7月 Enerconと印Wind World India社の紛争が和解、
    インドで1200台・860MWのメンテを再開
   インドの1GW電力入札に2.8GWの応札があり、
    10月発表の落札価格は2.64ルピー(4セント)/kWh
   Vattenfallが社内体制を、陸上風力、洋上風力、太陽光+蓄電の3社に分割
8月 Enerconが3MW級風車を新発売、入札制移行に伴う低価格化に対応
   SiemensがデンマークAalborgのブレード工場で600人をレイオフ
   GEがVestas をZVRT(瞬間停電対応)技術の特許違反で米国カリフォルニア州の裁判所に提訴
   三菱VestasのデンマークOsterildのV164 9.5MWプロト機が火災、原因は改修工事のミス
   Gamesaの2MW風車(運開後13年)が日本の佐賀県鎮西で火災
9月 GEが陸上低風速地域向けに4.8MWφ158m風車を新発売
   VestasがTeslaと蓄電池で協力を発表
   Nordexがドイツ工場で4500万ユーロのコスト削減と500人のレイオフを発表
   Vestasがロシア風車工場建設を発表、
    Fortum社1GWに加えてRusnano社1.65GWにも対応
   独建設会社Max Boglが高さ246.5mの風車(GE3.4MW・揚水併設)を独Stuttgartに建設
   (2016年にNordexが南ドイツに建設した高さ230mの風車抜いて高さ世界1)
   ノルウェーStatiol社が英国Scotlandで6MW×5台のスパー型浮体式洋上風力を運開
   仏IDEOLがフランスSt-Nazaire港でV80 2MW風車をMoonpool浮体に艤装
11月 SiemensGamesaが欧州風力大会で8MWφ167m洋上風車を発表、9MWにUp grade可能
   SiemensGamesaが陸上用に4MW増速機付風車を発表
   中国のEnvisionが4.5MW陸用風車を発表
   インドのSuzlonが前年比で売上56%下落、ブラジル工場の閉鎖を発表
12月 ブラジル当局BNetzAが2018年風力入札で上限価格6.3ユーロセント/kWhを提示、
    落札結果の平均は5セント/kwh
   アルゼンチンで8件・666MWが売電契約締結、
    平均価格は4.123セント/kWh、最低価格は3.63セント/kWh

2017/12/22 23:00
Enercon が Lagerwey を買収してロシアに進出
ドイツの Enercon が オランダのLagerwey(過去に倒産、後で新会社として復活)を買収してロシアに進出するそうです。
但しLagerweyの組織とブランド名は当面は存続する由。
Lagerwey はロシア原子力大手Rosatom(子会社のNovaWind)と技術提携してロシア風力市場に進出しており、それを Enercon が引き継ぐ様子です。
入札制移行によるドイツ陸上市場の縮小を受けて、新興ロシア市場に生き残りをかけた Enerconの事業戦略だと思います。

<<海外の発表・報道>>

A NEW STEP IN THE DEVELOPMENT OF THE RUSSIAN WIND ENERGY MARKET: ENERCON ACQUIRED 100% OF LAGERWEY.  12月22日 ロシア風車工業会RAWI
https://rawi.ru/en/a-new-step-in-the-development-of-the-russian-wind-energy-market-enercon-acquired-100-of-lagerwey/

ENERCON concludes strategic partnership with Lagerwey 12月21日 Lagerwey発表
https://www.lagerwey.com/blog/2017/12/21/enercon-concludes-strategic-partnership-with-lagerwey/

Enercon makes Lagerwey play 12月21日 ReNews
http://renews.biz/109627/enercon-makes-lagerwey-play/


2017/12/20 16:22
欧州の脱炭素化の動き(追記2)
【追記2】
2017年12月17日放送の「激変する世界ビジネス “脱炭素革命”の衝撃」の
先駆けになったNHKの海外向け番組シリーズ「Zero Carbon Ahead」の
日本語版がBS1で放送されます。

 2018年2月26日(月)23:00
    3月 5日(月)23:00
    3月12日(月)23:00


2017年11月6日~17日にドイツ・ボンで開催されたCOP23を経て、
世界は地球温暖化防止にむけた脱炭素化が急速に進んでいます。
この動きを日本のテレビや新聞も報道しています。

 激変する世界ビジネス “脱炭素革命”の衝撃 12月17日放送 NHKスペシャル
 http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20171217
 ・戸田建設の浮体式洋上風力への取組も紹介されました。
 動画:https://www.youtube.com/watch?v=fDP4jvma6Pk
    http://www.dailymotion.com/video/x6bt99k
 書起し:http://o.x0.com/m/643413
     https://jcc.jp/news/12979579/

 【まとめ&反響】NHKスペシャル「激変する世界ビジネス 脱炭素革命の衝撃」
 http://yonta64.hatenablog.com/entry/NHKSPECIAL/2017-1217-COP23

海外(特に欧州)では「温暖化ガス排出は将来の人類への犯罪だ」「経済優先で
CO2排出を続けるのは倫理にもとる」の認識(気候正義)が広がっています。
欧米系の銀行は石炭火力には「倫理違反」で融資できなくなっています。
(例外は日本の銀行だけ)

 「脱・炭素化」の動きは、もはや世界の常識だ 12月31日 東洋経済
 http://toyokeizai.net/articles/-/202931

 国際環境NGO5団体、世界金融機関大手42社の石炭火力発電への融資・証券引受額公表
 12月13日 Sustainable Japan、Yahoo News
 https://sustainablejapan.jp/2017/12/13/banks-paris-agreement/29596
 https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20171215-00079326/
 ・石炭火力への融資額は融資額は、みずほ銀行が世界1位(約115億2500万ドル)、
  三菱UFJ銀行が世界2位(約101億1890万ドル)。

 温暖化対策 日本50位 COP23 脱石炭火力の流れに乗れず 11月17日 東京新聞
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201711/CK2017111702000133.html

 グローバル資本の『石炭離れ』、世界の巨大銀行で鮮明 3月24日 Sustainable Brand Japan
 http://www.sustainablebrands.jp/news/us/detail/1188905_1532.html

欧州では、環境汚染や温暖化の外部コストと、産業振興等の便益を考慮した場合、
石炭火力よりも再生可能エネルギーの方が経済的だ、という認識が広がっています。

 再生可能エネルギーはなぜ世界中で推進されているのか 
 12月14日 再生可能エネルギー経済学講座(京大大学院 安田教授)
 http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/renewable_energy/occasionalpapers/occasionalpapersno54

本気で温暖化を2℃以内に収めるなら、今後排出できるCO2には上限(1兆トン)があります。
これを守るには発電だけでは足りず、運輸(電気自動車)や製鉄・セメントでも対策が必要です。
製鉄・セメント業界の脱炭素化は製法(化学反応)的に難しく、発電や電気自動車より遥かにコスト
が掛かるので、比較的安価に対策可能な発電分野でCO2排出枠を使うのは費用対効果が悪いです。

 詳細は下リンクの12月6日のJWEA風力シンポでのJWPA説明の追補版参照。
 なぜ欧州は脱炭素化を進めるのか?
 http://jwpa.jp/pdf/20171206_JWEA_Sympo.pdf


一方、日本では系統連系の制約から、中々、再生可能エネルギーの導入拡大が進みません。
「停止中の原子力と計画中の石炭火力で満杯なので送電線に空きが無くて再生エネが入らない」
という現状は、世界の趨勢とは正反対の状況です。

 再生エネ普及を阻む大手電力会社の“壁”
 12月18日夜放送 テレビ朝日 報道ステーション(ニュース動画)
 http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000116952.html
 http://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2017-12-20

なお系統制約に対して経済産業省も対応を図っています。

 送電線「空き容量ゼロ」は本当に「ゼロ」なのか?~再エネ大量導入に向けた取り組み
 12月26日資源エネルギー庁
 http://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/akiyouryou.html

しかし原子力と石炭火力に関しては経済産業省の意見は変っていません。

 エダヒロの「エネルギー情勢懇談会」レポ!
 https://www.es-inc.jp/energysituation/report/archives/2017_index.html

 環境省、洋上風力発電を推進 「脱石炭」へ再生エネ方針 経産省は早期転換に反発
 1月14日 産経新聞
 http://www.sankei.com/life/news/180114/lif1801140042-n1.html

                      以上


補注:温暖化懐疑論について

脱炭素化を温暖化懐疑論の観点から否定する人もいます。
しかしこの方々は多分、古い情報を元に誤解しています。
ここ数年の懐疑論の論拠は主に次の2点です。
 ・1998~2012年の平均気温上昇が止まっている(ハイエイタス)
 ・気温変化の原因はCO2ではなく太陽活動(スベンマルク説)
しかし両主張は現在は支持を失っています。

まずハイエイタスは2012年で終わり、2013年以降は急激に上昇しています。
つまり温暖化傾向はリバウンドしています。

 世界の年平均気温の偏差の経年変化(1891〜2017年:速報値)
 http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/an_wld.html

またハイエイタスの解釈や原因についても研究が進んでいます。
 http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/a/060800007/
 http://www.aori.u-tokyo.ac.jp/research/news/2014/20140901.html
 http://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2014/2014_04_0051.pdf

次はスベンマルク説です。これは、
 太陽活動低下(黒点数減少)→(太陽系外に対するバリヤー役の)太陽風の弱化
 →高エネルギーな銀河放射線の地球到達量増加
 →放射線電離で雲の生成量増大(霧箱効果で雲核生成)
 →雲による太陽光反射量増大→地表到達太陽光の減少→寒冷化
という仮説です。

 銀河からの宇宙線が直接地球の天候を変化させている
 http://oka-jp.seesaa.net/article/374000576.html

1645~1715年の太陽黒点消失期(マウンダー極小期)が、ロンドンで
テムズ川が凍るほど寒冷期だったことが傍証になっています。

 中世の温暖期と近世の小氷期における太陽活動と気候変動 東京大学宇宙線研究所
 http://www.yoho.jp/shibu/tokyo/41miyahara.pdf

一方で2009年以降の太陽活動周期(サイクル24)は史上3番目の低レベル(少黒点数)でした。
次のサイクル25も同様だと予測されています。
マウンダー極小期ほどではないですが、ダルトン極小期並には低下しています。

 ここ400年の黒点数の推移
 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Sunspot_Numbers.png
 太陽の異常は極限に 2017/12/22
 https://indeep.jp/solar-cycle-24-is-finished-in-historical-short-span/

スベンマルク説が正しければ寒冷化が進むはずですが、
2013年以降の気温観測データは逆に温暖化進行を示しています。

地球の平均気温と太陽活動のトレンドは、1980年以降は乖離が著しくなっています。
これはCO2の温暖化効果が太陽活動の寒冷化効果より大きいことを示唆しています。
 https://www.skepticalscience.com/translation.php?a=18&l=11
 http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/17/17-1/qa_17-1-j.html

以上のように数年前の温暖化懐疑論の根拠は、今は既に失われています。

2017/12/19 23:00
インド政府が5GWの洋上風力入札を実施へ

インド政府は4年前の2013年にGWECとWindEuropeに洋上風力開発立案(FOWIND)を発注しました。
今回、FOWINDの報告書発行を受けて5GWの洋上風力入札の実施を発表しました。

開発場所は、西部のGujarat州(パキスタン国境付近)と南部のTamilNadu州(スリランカの対岸)の二か所。
2022年までに500MW、2027年に2-2.5GW、2028-32年までに累計で5GWを建設します。
Gujarat州Jakhau港の16km沖(水深11m)に計測塔を建てて、Lidar風速計による風況計測も始まっています。

<GWEC発表>

FOWIND Publishes Offshore Wind Outlook for Gujarat and Tamil Nadu 12月19日 GWEC
http://gwec.net/fowind-publishes-offshore-wind-outlook-for-gujarat-and-tamil-nadu/

<今回の報告書>

From Zero to Five GW Offshore Wind Outlook for Gujarat and Tamil Nadu 2018-2018
http://gwec.net/wp-content/uploads/2017/12/FOWIND_2017_Final_Outlook_2032.pdf
http://re.indiaenvironmentportal.org.in/files/file/FOWIND_2017_Final_Outlook_2032.pdf

<過去の報告書>

GWEC / FOWIND / Report
http://www.fowind.in/publications/report

<洋上風況計測開始>

Suzlon commissions offshore Met station in Arabian Sea 12月26日 Economic Times、Indian Infoline(写真)
https://energy.economictimes.indiatimes.com/news/renewable/suzlon-commissions-offshore-met-station-in-arabian-sea/62254205
https://www.indiainfoline.com/article/news-top-story/suzlon-commissions-first-operational-offshore-met-station-in-arabian-sea-117122600026_1.html

参考:4年前の調査開始のニュース(日本語)

インドの洋上風力発電推進 2014年4月 アジアバイオマスエネルギー推進協力オフィス
https://www.asiabiomass.jp/topics/1406_05.html

2017/12/08 23:00
FloatGen 2MW浮体式洋上風車がフランスのサンナザール港で竣工(建設動画追加)

フランスの浮体式洋上風力開発国プロの一つの FloatGen project の
2MW浮体式洋上風車が大西洋岸ナント近郊のSaint Nazaire港で10月13日に竣工。
今後は約20km沖の係留先に回航、2018年初に試運転。
IDEOL社のMoonpool式のコンクリート製浮体にVestas V80 2MW風車を搭載。

Ideol inaguates Floatgen、10月13日、4C Offshore、Offshorewind Biz、WindEurope他
http://www.4coffshore.com/windfarms/ideol-inaugurates-floatgen-nid6532.html
http://www.offshorewind.biz/2017/10/13/ideol-set-to-inaugurate-fully-assembled-floatgen-turbine/
https://windeurope.org/newsroom/news/floatgen-floating-wind-project-inauguration-france-first-offshore-wind-turbine/
https://www.meretmarine.com/fr/content/floatgen-premiere-eolienne-flottante-construite-en-france

出典:IDEOL HAS INAUGURATED FLOATGEN 2017年10月13日 仏IDEOL社発表
http://www.ideol-offshore.com/en/actualites/ideol-has-inaugurated-floatgen

埠頭での風車タワー艤装の様子は下の3月の見学会報告記参照。

フランス初の浮体式洋上風力発電建設現場視察
最大の浮体式洋上風力発電会議出席の報告 IDEL日本オフィス 山田睦氏 http://www.ideol-offshore.com/sites/default/files/huransuchu_nofu_ti_shi_yang_shang_feng_li_fa_dian_jian_she_xian_chang_shi_cha_final.pdf


追加更新1:埠頭でのコンクリ製浮体建造と風車据付工事の動画
 Construction of the floating foundation and installation of the WT、2017/10/16
 https://www.youtube.com/watch?v=tL6L6stgTDY

追加更新2:なぜ最近のフランスが浮体式洋上風力に注力するのか?
     (12月8日のJETROフランス浮体式洋上風力セミナーでのJWPA発表資料)
 http://jwpa.jp/pdf/20171208_FranceFloating.pdf

2017/12/08 18:38
NEF人材育成研修会 「風力発電コース」 開催のご案内
来年2月に新エネルギー財団(NEF)主催の新エネルギー人材育成研修会「風力発電コース」
が開催されます。講師はJWPA関係者です。風力発電の事業化を目指す方は参加ください。

日時: 平成30年 2月19日(月) 10:00~17:00
場所: 航空会館
プログラム: NEFホームページの下リンクの2ページ目参照。
 http://www.nef.or.jp/jinzai/pdf/2017_huryoku_kaisai_annai.pdf?ver3
参加費用: 賛助会員 10,000円
      一般   15,000円(一般早期申込割引 10,000円(1月19日まで))
申込期限: 2月16日(金)
申込方法: NEFホームページの下リンクから申し込みください。
 http://www.nef.or.jp/jinzai/jinzai_huryoku.html